はじめに:あなたは「体内時計」を狂わせていませんか?
「昨日はぐっすり眠れたはずなのに、朝からどうも調子が悪い」「夜になると目が冴えてしまう」——。
体内時計は、脳の奥深くにある「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という場所が司令塔となり、約24時間周期で私たちの睡眠、体温、ホルモン分泌、自律神経の働きをコントロールしています。
今回は、この体内時計をリセットする「最強のスイッチ」である「光」に焦点を当て、朝の習慣が夜の最高の眠りをどう作るのかを、具体的に解説していきましょう!
1.体内時計の司令塔と「光」の役割
前回の記事(#69)で、快眠ホルモンメラトニンの材料がセロトニンであることを学びました。このメラトニンの分泌をON/OFFするスイッチを握っているのが、まさに「光」なんです。
▶ 朝の光(ONスイッチ)
朝、太陽光(特に強い光)が目から入ると、その刺激は体内時計の司令塔に伝達されます。これにより、メラトニンの分泌はピタッと止まり、体が活動モードに切り替わります。同時に、セロトニンの分泌が活発になり、日中の活力の源が作られます。
▶ 夜の光の遮断(OFFスイッチ)
夜になり光の刺激が減ると、体内時計はメラトニンを作って出すように指令します。日中に作られたセロトニンを材料に、松果体でメラトニンが合成され、「そろそろ眠りなさい」という信号が全身に送られます。
つまり、朝、光を浴びてスイッチをONにし、夜、光を遮断してスイッチをOFFにする、このメリハリこそが、質の高い眠りには不可欠なんです。
2.間違った習慣が招く「メラトニン不足」
この大切な光のスイッチングを、私たちは日々の生活でうっかり邪魔してしまいがちです。
朝:カーテンを閉めっぱなし
朝、薄暗い部屋で過ごしていると、体内時計が「夜が終わった」と認識できず、メラトニン分泌の停止が遅れてしまいます。これが「朝起きられない」「午前中ぼーっとする」原因になります。
夜:スマホ・PCのブルーライト
寝る直前までスマホやPCなどのブルーライトを浴びていると、脳は「まだ昼間だ!」と錯覚してしまいます。その結果、メラトニンの分泌が抑制され、寝つきが悪くなったり、深い眠りが妨げられたりします。
3.自律神経をリセットする3つの習慣
体内時計を整え、最高の眠りサイクルを取り戻すために、今日からできることを始めましょう。
【最重要】起きたらすぐに太陽光を浴びる!
朝起きたら、まずカーテンを開けて数分間でいいので、自然の光を浴びましょう。曇りの日でも、部屋の照明よりも遥かに体内時計へのリセット効果が高いです。
▶ 就寝1時間前は「間接照明」へ
寝る1時間前になったら、スマートフォンやPCの使用を極力避け、照明も暖色系の間接照明に切り替えましょう。光の刺激を減らすことで、脳がスムーズに「夜モード」に移行できます。
▶ 体温リズムを味方につける(温活連携)
日中の活動で体温が上がり、夜に向かって体温が下がるタイミングで眠気が強くなります。入浴(#62参照)は寝る90分~2時間前までに済ませ、体温が下がってくるクールダウンのタイミングを眠りに利用しましょう。
終わりに:朝を制する者は、夜の眠りを制する
最高の睡眠は、夜、布団に入ってから始まるのではありません。それは、朝、あなたが目を覚まし、光を浴びた瞬間から始まっているんです。
体内時計を毎日リセットし、朝晩のメリハリをつけること。これこそが、脳のデトックス(#65)や腸活(#69)の効果を最大限に引き出す、循環の基盤となります。
次回は、これまでのリンパ・呼吸・腸活・睡眠の全てをも組み合わせた、「脳の健康を守るロードマップ」を総括します!
それでは…
最後までご覧いただきありがとうございます。
また遊びに来てくださいね。--- あんず 🍃
Threads始めました。
フォローお願いします。
【 作成・使用ツール 】
この記事はGoogleのLLM
「 Gemini 」
を使用して構成・執筆しました
掲載画像は
「 Google AI Studio 」
にて作成したものです。

0 件のコメント:
コメントを投稿