2025年11月21日金曜日

#75.【見えない筋肉が鍵!】呼吸筋とインナーマッスルを整え、自律神経と腸の動きを一発リセットする方法

 

はじめに:「姿勢を意識しても、なんだか疲れる…」のはなぜ? 

これまで、筋肉は「巡りのポンプ」(#73)であり、「最高の材料」(#74)が必要だと学んできました。でも、背筋を伸ばして意識しているはずなのに、すぐに疲れてしまったり呼吸が浅くなったりすることはありませんか?


それは、姿勢の土台を支える「インナーマッスル(深層筋)」や、「呼吸筋」といった、普段意識しにくい筋肉がサボっているサインかもしれません。

今回は、これらの「見えない筋肉」が、私たちの自律神経、腸の動き、そして全身の循環にどれほど大きな影響を与えているのかを解説します。そして、誰でも簡単にできるリセット方法を、施術家の視点からご紹介しますね!



1.呼吸筋の硬さが「心の巡り」を止める! 


私たちが呼吸するときに使う主な筋肉が「横隔膜」です。これが硬くなると、深い呼吸ができなくなり、全身の循環に悪影響を及ぼします。

▶深い呼吸は自律神経のリセットスイッチ:
横隔膜を使った深い腹式呼吸は、迷走神経を刺激し、副交感神経(リラックス)を優位にします。しかし、横隔膜が硬いと、肩や首の筋肉を使った浅い呼吸になりがちです。

▶結果 → 交感神経優位に:
浅い呼吸が続くと、体は常に緊張状態(交感神経優位)が続き、イライラや不安を感じやすくなります。つまり、呼吸筋の硬さは、「心の巡り」を止めてしまう原因となるんです。

▶リンパ循環への貢献:
深い呼吸による横隔膜の大きな動きは、お腹の中の大きなリンパ節(乳び槽)をマッサージし、リンパ液を全身に送り出すポンプ作用も果たしています。



2.インナーマッスルは「腸のぜん動運動」の鍵 


インナーマッスル(特に腹横筋などの体幹の深層筋)は、体を安定させるだけでなく、腹圧を調整する非常に重要な役割を担っています。

▶腹圧と腸活の関係:
インナーマッスルがしっかり働くことで腹腔内の圧力が安定します(腹圧)。この腹圧こそが、腸を適切な位置に保ち、ぜん動運動(便を押し出す動き)をサポートする土台となります。

▶インナーがサボると?
インナーマッスルが弱かったり、硬直して使えていなかったりすると、腹圧が不安定になり、内臓が本来あるべき位置からずれやすくなります。これは、便秘や消化不良など、腸の巡りを悪化させる原因になるんです。



3.【実践】インナーと呼吸筋をリセットする簡単ケア 


誰でも簡単に、見えない深部の筋肉を動かし、巡りをリセットできる方法を試してみましょう。

▶深い呼吸で横隔膜を伸ばす(自律神経リセット)
仰向けになり、片手をお腹、もう片方を胸に置きます。息を吸う時にお腹だけを大きく膨らませ、吐くときはお腹をへこませます。「長くゆっくり吐く」ことを意識することで、横隔膜が大きく動き、副交感神経を優位に導きます。

▶ドローイングで腹圧を取り戻す(腸活サポート)
座った状態または仰向けで、息を吐きながらお腹を限界まで凹ませた状態を10秒間キープします。この時、呼吸は止めずに浅く続けましょう。これを数回繰り返すだけで、サボっていた腹部のインナーマッスルに刺激が入ります。



終わりに:体の深部から健康を作ろう 


私たちの健康と循環は、表面的な大きな筋肉だけでなく、体の深部にある見えない筋肉によって支えられています。

呼吸筋とインナーマッスルを意識して整えることは、自律神経を安定させ、腸の働きを助け、そして最高の健康の土台を作るために、必須のセルフケアなのです。


次回からは「関節」についてのお話を予定しています。
まずは関節の組成と働きについて、将来の健康を見据えての解説です。
ご年配の方からは、足腰、膝についてのご相談は多いんですよね。
あなたにもいつかは訪れること…かもしれません。
ぜひお目通しくださいね。



それでは…

最後までご覧いただきありがとうございます。
また遊びに来てくださいね。--- あんず 🍃

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