はじめに:あなたは「脳の掃除屋さん」を邪魔していませんか?
前回の記事(#65)で、私たちが眠っている間に、脳が老廃物(特にアミロイド β)を洗い流す「デトックスタイム」があることを知りましたよね。でも、この大切な「夜の循環」を、私たちが無意識に邪魔しているとしたらどうでしょう?その最大の邪魔者が、「夜間の高血糖」なんです。
今回は、登録販売者としての知識を活かして、なぜ夜遅い時間の糖質の摂りすぎが、将来の認知症リスクにまで繋がると言われているのか。その衝撃的なメカニズムを、わかりやすく解説しますね。
1.同じ酵素を奪い合う!「インスリン」と「アミロイド β」の戦い
話の鍵となるのは、体内の働き者である「インスリン分解酵素(IDE)」です。この酵素は、文字通りインスリンを分解・処理する役目を持っていますが、実はアミロイド β を分解する役割も兼ねているんです。
想像してみてください。あなたは限られたスタッフ(IDE)しかいない会社の社長です。
▶ 通常の状態
インスリンもアミロイドβもバランスよく処理され、老廃物はスムーズに片付きます。
▶ 夜遅い時間の高血糖(インスリンが大量に出た状態)
夜食などで糖質を取りすぎると、血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されます。社長(IDE)は、命に関わるインスリンの処理を最優先しなければなりません。
▶ 結果
脳の老廃物であるアミロイドβの分解は後回しにされ、脳内にたまりやすくなってしまいます。
…自分で書いときながら想像するだけでも嫌な気持ちになりますね。
ばあちゃん認知症だったし。
それはさておき、夜に血糖値が急上昇すると、脳の「掃除屋さん」がインスリン処理で手一杯になり、肝心なデトックスが疎かになる、というわけなんですね。
2.なぜアルツハイマー病は「第3の糖尿病」と呼ばれるの?
このインスリンとアミロイド β の密接な関係から、一部の専門家はアルツハイマー病を「第3の糖尿病」と呼ぶことがあるんです。
糖尿病のようにインスリンの働きが悪くなったり(インスリン抵抗性)、高血糖の状態が続いたりすると、脳の老廃物処理機能が慢性的に低下し、認知症のリスクを高めることが指摘されています。
【登録販売者としてワンポイント注意点】
糖尿病と診断されていなくても、日々の生活で血糖値の乱高下を繰り返している人は要注意です。血糖値が安定していること、つまりインスリンの過剰分泌を防ぐことが、脳の健康を保つための土台になるんです。
3.夜のデトックスを助ける3つの食習慣
では、どうすれば夜の「脳の掃除」を邪魔せずに済むのでしょうか?
就寝3時間前の食事完了を目標に!
眠りにつくまでに血糖値とインスリンレベルを落ち着かせることが大切です(#65参照)。胃腸も脳も休ませて、副交感神経優位の状態で眠りに入りましょう。
夜食の際は「糖質控えめ」を意識
どうしてもお腹が空いた時は、血糖値を上げにくいタンパク質や脂質を含むもの(例:無糖ヨーグルト、チーズ、ナッツ少量)を選びましょう。ラーメンや菓子パンなど、高糖質・高GIなものは極力避けてくださいね。
食物繊維を先に摂る「食べ順」
夕食の際、野菜や海藻類(食物繊維)から先に食べることで、糖質の吸収を緩やかにし、インスリンの急激な分泌を抑えることができます(腸活編参照)。
終わりに:「今夜の選択」が未来の健康を作る
夜遅い時間に食べる一食が、あなたの明日の体調だけでなく、未来の脳の健康にまで繋がっているなんて、ちょっと怖いけれど、やりがいのある話だと思いませんか?
「今日の食事が、明日の脳を作る」と意識を変えて、最高の夜のデトックスを迎えましょう!
次回は、睡眠後の脳細胞を修復する鍵となる「栄養素」に焦点を当てます。
DHA・EPAの真の力!「脳のオイル」がどう役立つのか、深く掘り下げます。
それでは…
最後までご覧いただきありがとうございます。
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